健康けん玉


健康を保つためのけん玉

健康のために、けん玉を使って運動することに意味はあります。
まず、けん玉の重さを感じてもらい、どのような体の動きをするかイメージしてください。
けん玉を使って、いろんな作業をおこなうことで、体の可動域を広く動かしたり、力加減を調節したり、空間の動きをイメージしたりすることをサポートできると考えます。

失敗は気にしない

健康けん玉は、競技けん玉のように誰かと競ったり、成功率を上げることを目標としてはいけません。
まずは、自分の努力を褒めてあげてください。
なにより、他の人も自分のことに一生懸命で、他人のことまで気になりませんよ。

健康によい運動とは(初級編~ここから始めよう~)

①利き手で玉を持ち、反対の手でけんを持つ。(両手の程よい力加減。)
②軽く屈伸運動しながら、利き手で持ってる玉を少し上に投げてキャッチ。(上半身と下半身でおこなうデュアルタスク。)
※高齢者であれば特に、普段あまりしない運動なので、満足するほどしないこと。次の日痛くなります。

歌と合わせてけん玉

歌いながらけん玉をすることで、2つの作業を同時におこなうことができます。
①「幸せなら手をたたこう♬︎」の歌に合わせて、けん玉をカチャカチャと音を鳴らす(大皿と玉を合わせる。)
②「あんたがたどこさ♬︎」の歌に合わせて、「さ」がつく時に大皿ジャンプ(大皿から少しだけ玉を浮かせる。)
③「海は広いな、大きいな~♬︎」や「うさぎ追いし、あの山~♬︎」の歌に合わせて、大波小波(大皿に玉を乗せて、その手を左右に大きく揺らす。)

最後に

競技用けん玉を購入しなくても、プラスチックコップで作ったけん玉(?)で応用はききます。
プラスチックコップを軽く握る(つまむ)作業は、固いものをギュッと握り込むより難しいのです。

【参考】第1回関西けん玉セミナー「健康けん玉」/開催日:令和元年5月12日/会場:大阪府大阪市/講師:吉本秀一さん(作業療法士、理学療法士、けん玉道6段)、村橋大輔さん(作業療法士、けん玉道4段)