16世紀にフランス発祥した「ビルボケ」

世界で最初にできたけん玉は、フランス発祥のビルボケだと言われています。

最初は「王族・貴族のあそび」と呼ばれていましたが、徐々に庶民のあそびとしても広がっていったようです。


江戸時代に誕生した「ヒ玉拳」

けん玉が日本で誕生したのは江戸時代であり、大人が酒の席であそぶものとして広がりました。

形状は、現在のけん玉とは違い、玉とカップでできたようなものでした。

現在確認できるなかでもっとも古い本「拳会角力図会」には、ヒ玉拳という名称であそび方の説明と図がのっています。


大正時代に登場した「日月ボール」

大正8年に登場したのが日月ボールという現在のけん玉の形に近いものです。

これは、広島県廿日市市で生産が始まり、「けん玉発祥の地」とされています。



【引用】

3.けん玉学 起源から技の種類・世界のけん玉まで/著:窪田保/発行:株式会社 今人社/2015年